令和元年ケアマネ試験(後期)過去問題-介護支援分野24
左片麻痺のあるAさん(80歳女性、要介護2、現在介護サービスの利用なし)は、夫のBさん(85歳)と二人で暮らしている。Bさんから相談を受けた民生委員が、遠方に住んでいる長女に、「Bさんが、最近、入浴させるのがつらくなったと言っている」と連絡した。そこで、長女は、実家の近くの居宅介護支援事業所に介護支援専門員の訪問を依頼した。
この時点での介護支援専門員の対応について、より適切なものはどれか。2つ選べ。
1 すぐにサービスが利用できるように、訪問入浴サービス事業者を同行させる。
2 AさんやBさんから、暮らし全般に関する状況を聴き取る。
3 Bさんに対して、自宅での介護に意欲を持てるように助言する。
4 AさんとBさんの了承を得て、民生委員に、これまでの見守りや働きかけの状況を確認する。
5 長女に、家族による情緒的支援のために実家への訪問を増やすよう求める。
正解を見る
正解:2,4
ケアマネの対応に関する問題ですね。
1はいきなり訪問入浴、というのはちょっと飛躍しすぎですよね。
まずはADLを確認し、福祉用具や訪問介護、もしくはデイサービスなどで入浴することを目指していくのが基本的な流れと。
これ、初期段階の対応ということで、こういう問題が出るときにはやっぱりアセスメントが基本になるので、2のような選択肢は絶対入ってくるので、チェックですね。
3はちょっとよくわからないですね。ただ、自宅での介護を前提にするものでもないですし。
5のように、遠方の家族の協力を仰ぐことはなかなか難しいです。家族にも仕事やそれぞれの家庭があるので、ケアマネとしてこれは適切な対応とは言えないですね。
-
過去問題(介護支援分野)