令和元年ケアマネ試験(前期)過去問題-介護支援分野16
担当する利用者に対する介護支援専門員の基本姿勢として、より適切なものはどれか。2つ選べ。
1 心身機能が一時的に低下した場合には、利用者の状態にかかわらず、介護保険サービスを区分支給限度基準額まで活用するよう勧める。
2 利用者の自己決定を尊重するため、求めがなければサービス利用に関する情報提供はしない。
3 利用者が認知症のため自分の意向をうまく伝えられない場合には、その意向を推し測り、利用者の尊厳が保持されるように努める。
4 特定のサービス事業者に不当に偏ることなく、公正中立に支援する。
5 利用者と家族の意向が一致しない場合には、家族の意向を優先する。
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正解:3,4
1の区分支給限度基準額まで活用というのはないですね。基本的に、国の動きとしても保険外や地域のインフォーマルの力で解決してほしいというのが本音なので、あえて介護保険のサービスを盛り込むことを出題にすることはないと考えていいんじゃないでしょうか。
2は情報提供を行うのはケアマネの基本姿勢なので、それを判断するのは本人ですが。
3は微妙ですよね。推し測るというのがケアマネの独断なんじゃないかという意見もあると思います。
4は集中減算のことも含め、偏らないようにということですが、この選択肢特に多すぎますね。
5では家族の意向を優先するというのはまずおかしいですね。あくまで選択は本人。
ということで、3と4が正解ですね。
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過去問題(介護支援分野)