【令和元年試験対策】平成30年ケアマネ試験過去問題-介護支援分野24
Aさん(85歳、女性)は大腿骨頸部骨折の手術を受け、近々退院予定である。自力での排泄や移動にはやや困難が伴い、要介護2の認定を受けた。本人も同居している息子夫婦も、在宅生活を望んでいる。息子夫婦はお互いに協力して自宅で介護を行うつもりである。介護保険のサービス利用について相談があったが、介護支援専門員の対応として、より適切なものはどれか。2つ選べ。
1 トイレ介助の負担を減らすため、排泄についてはおむつを利用することを提案する。
2 歩行機能の向上を図るため、通所リハビリテーションの利用を提案する。
3 住宅改修の利用を検討するため、住環境のアセスメントを提案する。
4 家族介護者の負担を軽減するため、訪問介護による生活援助の利用を提案する。
5 将来に備えて、施設入所を提案する。
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正解:2,3
事例ですね。
事例の文章って結構長いので、時間が厳しければ先に選択肢だけ読んでみてもいいかもしれませんね。出題者の意図を感じながらやろうと思えば、たいていそれでできますから。
基本的に重要なのは自立支援のスタンスに立つこと。
ということで、負担軽減のためのおむつの提案・施設入所というのはないだろうと考えられますよね。
本人も息子夫婦は在宅生活を望んでいて、同居という状況で生活援助を利用する。これは同居世帯がいる中での生活援助なので、基本的にはないという立場で考えなきゃいけないですよね。身体介護であればありでしょうけれど。厚生労働省も生活援助を削減していく方向性に進めていきたいようなので、同居で生活援助が出てきたらなしだと思った方がいいですよね。
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過去問題(介護支援分野)