【平成30年試験対策】平成29年ケアマネ試験過去問題-介護支援分野16
介護サービス計画作成のための課題分析標準項目として正しいものはどれか。3つ選べ。
1 二親等以内の扶養義務者の現住所
2 生活保護受給の有無
3 前年度の課税所得金額
4 認知症である老人の日常生活自立度
5 介護認定審査会の意見
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正解: 2,4,5
これはいわゆるアセスメントについての問題です。
アセスメントの標準項目として示されているのは以下の23項目です。
1 基本情報―氏名や性別、住所、電話番号など利用者の基本的な情報
2 生活状況―利用者の現在の生活状況や生活歴
3 利用者の被保険者情報―利用者の介護保険などの被保険者情報
4 現在利用している介護サービス等の状況
5 障害高齢者の日常生活自立度―ランクJ〜Cの日常生活自立度(寝たきり度)
6 認知症高齢者日常生活自立度―自立ランクⅠ〜Mの認知症の方の日常生活自立度
7 主訴(利用者やご家族の主な希望、要望)
8 認定情報―利用者の要介護度区分など認定結果の情報
9 課題分析(アセスメント)理由
10 健康状態―利用者の健康状態について記載
11 ADL(日常生活動作)に関する項目
12 IADL(手段的日常生活動作)に関する項目
13 認知―認知能力の程度に関する項目
14 コミュニケーション能力
15 社会との関わり―社会との関わりに関する項目
16 排尿・排便―排泄の頻度、ポータブルトイレ、おむつなどの使用状況の項目
17 褥瘡・皮膚の問題―褥瘡(じょくそう)、皮膚の清潔状況などの項目
18 口腔衛生―歯や口腔内の状態、衛生に関する項目
19 食事摂取―栄養、食事回数、水分量などに関する項目
20 問題行動―暴言暴行、徘徊(はいかい)などの行動に関する項目
21 介護力―介護者の有無や介護意思などの介護力に関する項目
22 居住環境―利用者の居住環境、住宅改修の必要性についての記載
23 特別な状況―介護者による虐待や終末期ケア(ターミナルケア)に関する項目
ケアマネジャーはこれをアセスメントとして聴取して、書面に残さなければいけません。
このアセスメント結果を記載する書式自体は自由なので、
いろんなアセスメントシートがあります。
ケアマネになったら自分なりのアセスメントシート書式を作ってみると、
質問のポイントを絞りながら聞くこともしやすくなりますのでお勧めします。
もちろん標準項目は必ず網羅するようにしてくださいね。
問題に戻ると、前年度の課税所得についてはこの標準項目にはありませんが、
非課税であれば負担限度額申請など負担軽減のために使える制度も多くありますので、
できれば早いうちに確認しておいた方がいいですよね。
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過去問題(介護支援分野)