令和元年ケアマネ試験(後期)過去問題-介護支援分野22
指定居宅介護支援にかかるモニタリングについて、より適切ものはどれか。3つ選べ。
1 居宅サービス計画の実施状況の把握(利用者についての継続的なアセスメントを含む。)
2 居宅サービス計画作成時における個別サービス計画との整合性の点検
3 目標の達成度の確認
4 利用者の解決すべき課題の変化の確認
5 サービス事業者の第三者評価の内容の確認
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正解:1,3,4
モニタリングについての問題ですね。
まず根本的な部分として、モニタリングが何ぞやということですが。
すごいざっくり言うとケアマネが利用者さんの自宅を訪問し、面談・状況を確認することです。
介護支援専門員は、第十三号に規定する実施状況の把握(以下「モニタリング」という。)に当たっては、利用者及びその家族、指定居宅サービス事業者等との連絡を継続的に行うこととし、特段の事情のない限り、次に定めるところにより行わなければならない。
イ 少なくとも一月に一回、利用者の居宅を訪問し、利用者に面接すること。
ロ 少なくとも一月に一回、モニタリングの結果を記録すること。
指定居宅介護支援事業所の事業の人員及び運営に関する基準
コロナ禍の影響で、この「利用者の居宅を訪問し、利用者に面接すること」という部分は、電話などによるモニタリングも特例的に可能とされています。
今後は、テレビ電話など、オンラインでのモニタリングが広がっていく可能性もありますよね。
今回の問題はモニタリング、利用者に対しての面談に関することです。
2は確かにケアマネは事業所から個別サービス計画を受け取りますが、モニタリングで行うことではありませんよね。
5に関しては、評価は評価でも第三者評価は事業所の運営状況などを第三者が評価するもので、居宅介護支援事業所のモニタリングとはまったく異なりますね。
ということで、1,3,4です。
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過去問題(介護支援分野)