令和元年ケアマネ試験(後期)過去問題-介護支援分野6
介護保険の被保険者資格について正しいものはどれか。2つ選べ。
1 65歳の誕生日に第1号被保険者となる。
2 医療保険に加入している生活保護受給者は、第2号被保険者とはならない。
3 海外に長期滞在しており、日本に住民票がない日本国籍を持つ70歳以上の者は、第1号被保険者とはならない。
4 医療保険に加入していない70歳の者は、第1号被保険者となる。
5 刑事施設に拘禁されている者は、被保険者とはならない。
正解を見る
正解:3,4
さて、1の「65歳の誕生日に第一号被保険者となる」って、あってるでしょ?
って思うでしょ?
これはちょっと確認しておいてください。
「満65歳に達したとき」とは、65歳の誕生日の前日のことであり、その日が属する月から介護保険の第2号被保険者ではなくなり、介護保険料が徴収されなくなります。 ただし、65歳以降は介護保険の第1号被保険者となり、お住まいの市区町村より介護保険料が徴収されることとなります。
協会けんぽ
なので、65歳の誕生日に、ではなく、65歳の誕生日の前日、が正解。
なんで前日なの?ってことに関しては、民法が根拠になっています。
○年齢計算に関する法律
1 年齢は出生の日よりこれを起算する。
2 民法第143条の規定は年齢の計算にこれを準用する。
○民法
第143条(暦による期間の計算)
1 週、月又は年によって期間を定めたときは、その期間は、暦に従って計算する。
2 週、月又は年の初めから期間を起算しないときは、その期間は、最後の週、月又は年においてその起算日に応当する日の前日に満了する。ただし、月又は年によって期間を定めた場合において、最後の月に応当する日がないときは、その月の末日に満了する。
ぶっちゃけ、そういうもんだと覚えておきましょう。
-
過去問題(介護支援分野)