いよいよ今週末。ケアマネ試験を受験する皆さんへ。法改正についての考え方。
いよいよ今週末にはケアマネ試験が行われます。
準備はいかがでしょうか。
ラストスパートですが、気負いすぎずに、空いた時間を上手に活用しながら復習をしていきましょう。
まったく勉強していなかったので、これから勉強する!という人は、
気合で頑張ってください。
過去問題などで復習される方も多いと思いますが、最後に今回の法改正について。
何回かに分けて今回の法改正の概要について説明しましたが、
どんな出題が出るかは予想はできません。
ただ、大枠として、この国の目指すべき介護というものについて、ある程度のイメージを持っておくと、
回答する上でヒントになる部分も多いと思います。
そこで、この国が目指す地域包括ケアシステムというものについて簡単におさらいしておきます。
地域包括ケアシステムというのは、
介護・医療・予防・住まい・生活支援といったサービスを
分断して提供するのではなく、一体的に考え、切れ目ない支援を行うという考え方です。
日常圏域(具体的には中学校区=30分以内に駆けつけることのできる範囲)の中で、
介護や医療などが連携をしながら、地域での生活を支えます。
その中で重要になってくるのが、住まいという要素で、
サービス付き高齢者住宅などの整備を行い、安心して生活できる環境を目指します。
今回の法改正で新設された、
24時間定期巡回随時対応サービスや複合型サービスなども看護と介護とが一体になったサービスであり、
地域包括ケアシステムの象徴的な内容になっています。
まだサービス自体も普及していませんが、
この考え方というのが将来像において基礎的なイメージになります。
また、サービス付高齢者住宅の整備として高齢者住まい法などの制定もされています。
ということで、今回の法改正については、
この地域包括ケアシステムという理念が元になっていますので、
ある程度のイメージを持っていると、想定外の問題が出たとしても、
判断するための材料になるのではないでしょうか。
受験されるみなさん、風邪などを引かないよう、体調管理に気を付け
試験の日を迎えてください。